バーガー×100

バーガー×100


    ・概要
     チャレンジ系サイトの基本だし、避けては通れない道。
     マクドナルドに行って、ハンバーガーを100個頼んで店内で食べましょう。

    ・必要経費
     6000円くらい(当時、ハンバーガーひとつ59円)
     
    ・用意するもの 
     心構え・屈強な胃袋・根性・人数(最重要)

    ・必要人数
     9人

    ・書いた人
     志(し)




    うららかな土曜日の昼下がり、ぞろぞろマクドナルドに入店します。
    流石に土曜日の昼となると親子連れが多いです。だからといって我々の計画には何の影響も及ぼしませんが。
    店の2階へ上がり、一角を占拠。テーブルを引っ付けてテリトリーを誇示しておきます。
    荷物をおき、カウンターへ。
    店員「いらっしゃいませ、店内でお召し上がりですか? お持ち帰りですか?」(スマイル)
     私「食べていきます」(スマイル)
    店員「ご注文はお決まりでしょうか?」(スマイル)
     私「ハンバーガーを100個ください」(スマイル)
    店員「・・・」(スマイル?
     私「・・・」(スマイル)
    店員「少々お待ちください」(スマイルではない何か

    土曜の昼といえば混雑する時間、一瞬断られるかなぁと思いましたが、店員さんが後ろにいた別の女性店員に
    「ねぇ、100個だって(笑)」
    と報告するのを見て、この店員さん分かる人だ!と思い安心しました。

    しばらく待って、店員さんが戻ってきました。
    店員「お時間、結構かかってしまうのですけど・・」
     私「あ、大丈夫です。いくらでも待ちます
    店員「お会計先によろしいでしょうか?」
     私「はい」
    店員「一枚のレシートに入れられないので、20個づつに分けてのレシートになりますけれど・・」
     私「はい、構いません」
    店員「では、ハンバーガーが20個で1239円。が、5つで、1万円からのお支払いで・・・・・・えーと?」

    店員さん、混乱してます。こんなまどろっこしいレジ打ちなんてしたことないのでしょう。
    後ろでは戦場のような忙しさでハンバーガーを作っています。
    地獄絵図に近い何かを垣間見た気がします。

    何とか支払いを終えます。
    ちなみに隣のレジに並んでいる人やら後ろに並んでいる人やらから注目を浴びっぱなしでした。慣れてますけど。


    ハンバーガー20個×5枚

    飲み物を別に買って、バーガーが出来上がるまで待ちます。
    このワクワク感はジェットコースターに乗るのに並んでいるときの感覚に似ている気がします。
    30分ほど待つと、店員さんが呼びにきました。
    ちなみに Λ ←こんな形の番号が書いてある物体はくれませんでした。
    暗に「貴様ら顔は覚えたぞ」と言われているような気がしないでもありません。

    カウンターに行くと、そこには100個のハンバーガーが、あれええ?
    ハンバーガーが袋に入れられて待ってました。
    食べていきますって言ったじゃないですか!なんで袋に入ってるんですか!?
    あれですか?帰れって言われてるんですか?

    ではなく、どうやら量が膨大なために常識で判断してお持ち帰り仕様にしたようです。

    店員「え、テイクアウトじゃないんですか」
     私「はい、食べていきます」
    店員「・・・」
     私「あ、沢山人数いるんで平気ですよ?」
    店員「で、ですよね!」
    人数の問題ではないのですが、人間こういう状況だと騙されやすくなるみたいです。

    せっかくなので袋に入れたまま運びます。
    テーブルに到着。店員さんにお礼をお詫びを言ってから中身をブチ撒けます。




    あと、お持ち帰り仕様だったので、紙ナプキンが入ってました。大量に。


    大漁



    このままでは見た目がよろしくないので、ピラミッド状に積んでみます。


    タバコ箱と比較



    記念撮影も終えたので、いただきますをして食べ始めます。
    100個を9人で食べるので、ひとりのノルマは11個あまり1個。
    意外と多いです。
    千里の道も一歩からなので、黙々と食べます。
    4つまでは楽勝にクリア。
    5つから苦しくなってきます。正直、味に飽きます。
    途中、店員さんが通りがかり、会話もせずに暗雲な表情を浮かべて食べつづける我々に
    「何かの罰ゲームですか?」
    と興味津々で聞いてきました。
    的を得ている気がしますが、精神衛生に関わるので「趣味です」と答えておきました。

    他の人を見ると、5つ目でストップしている人が多いです。
    私も7つ目で手が止まります。
    ここまでくると、ハンバーガーの味が変わってきます。
    凄いバター臭いです
    何だこのバター臭!?
    他の人もバター臭いと訴え始めます。
    ハンバーガーは用法容量を間違えると、バター臭くなるようです。ひとつ学びました。

    我々のテーブルが妙に殺伐としているのを他所に、他のテーブルのお客さんはソワソワしています。
    チラチラとこちらの様子をうかがったり、携帯電話のカメラでさりげなく写したり。
    街に出かけた芸能人ってこんな気分なのかなぁ、とか思いながらベルトを緩め、バーガーに再挑戦します。

    バター臭いなぁ、バター臭がするなぁ。あーバター臭い。
    既に11個完食した猛者もいれば、ギブアップした人もいます。
    既に食べ始めてから2時間が経過。肉が冷たくなってきて不味いです。パンが汗かいてグジュグジュです。
    それから30分ほどかけて、ノルマの11個をクリア。
    しかし、ギブアップした人たちの分がまだ残っています。


    包み紙の量がハンパじゃないです。

    結局、100個は食べきれずにギブアップした人が持って帰ることでお開きとなりました。
    チャレンジ部としては始めての敗北です。
    荷物をまとめ、店員さんに深々とお詫びを言ってから店を出ます。吐きそうです。
    歩くだけで胃が限界を訴えます。
    騙し騙し歩いて帰宅。
    心と体に悪いことを痛感しました。




    結果

    9人でハンバーガー100個は無理がある。
    店員さんとコミュニケーションをとることができる。
    やった後2週間は、ハンバーガーの写真を見るだけで気持ち悪くなる。
    「お前のやることにはもう付き合わん」と言う人が増える。


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