海に行こう

海に行こう


    ・概要
     深夜の湘南でカップ麺を食べよう。
     志と討論の末に10分で行動に至る。
     まぁ要するにフィーリング。

    ・必要経費
     300円

    ・用意するもの
     コンロ、やかん、水

    ・必要人数
     アウトドア派の2人

    ・書いた人
     建(たて)
     


    深夜二時、志とメッセで会話をしていました。
    志「カップ麺食べたい」
    建「食べなさいな」
    志「海で食べたい」
    建「行きますか」
    志「行きますか」

    10分後、志と共に車に荷物を積み込み、湘南に出発です。

    30分もすると海が見えてきました。湘南です。
    この間「何してんだろう俺・・・」と何度思ったか数え切れません。

    海岸線を走っていると志が何かに気づいたかのように、
    「あっ・・・・」
    と言い放ち、荷物をガサガサいじり始めました。

    志「あはは・・・・・」
    建「どうした?」

    どうやらこの男には見えてなかったようです。

       ・用意するもの
        コンロ、やかん、水

    そりゃやる気も失せますよ。
    水とコンロがあったってお湯にはならねぇ。カップ麺も食えやしない。
    しかしこんなことでめげていてはいけません。
    代用品を探さねば。
    コンビニでいろいろ物色してみました。
    熱伝導が良さそうだ、という理由で氷結のカンを選択。
    当然、志が全て飲み干します。酔っ払いの出来上がりです。

    とうとう砂浜に降り立つときです。
    でかい荷物を持ちながら男二人で砂浜を歩きます。
    深夜の砂浜、どこへ行ってもカップル、カップル、またカップルです。
    帰りたくなるのを必死でこらえて歩きます。
    人影が見えなくなるまで歩きます。


    お湯作成中です。
    これが意外に時間がかかりました。どうやら熱伝導はあまりよくなかったようです。


    なんて幻想的な光でしょう。
    カップル達が楽しそうに上げている花火も真っ青です。

    お湯が出来上がった頃あることに気づきました。
    持てないじゃん。
    熱いじゃん。


    タオルの様に見えるものは私の服です。
    えぇ、脱ぎましたよ。酔っ払いの命令にはかないませんよ。



    お湯を注いで出来上がりです。奮発して温泉卵も乗っけてみました。

    ごちそうさまでした。大変おいしかったです。
    温泉卵と麺が絶妙なハーモニーを奏でていました。

    ここからはひたすら黙々と後片付けです。
    かばん、コンロ、ジュース、服、みんな砂まみれです。
    後悔なんてしてません。えぇ、してませんとも。

    帰りもやっぱりカップル、カップル、またカップルです。
    でも涙でにじんでよく見えません。当然羨ましくなんかないです。

    そして酔いからさめた志と共に帰路につきました。


    結果

    深夜の湘南でカップ麺を食べるとおいしい。
    でもちょっとしょっぱい。
    塩味がきいてしまうのか、涙が流れ込んでしまうのかはわからない。



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