クリスマスを祝おう2

クリスマスを祝おう2


    ・概要
     クリスマスは元々キリストの誕生日なのに、
     そのことを忘れた方向に走りすぎてる。
     そこで、初心に返ってキリストの誕生日を祝おうじゃないか。
     去年の反省を踏まえて。

    ・必要経費
     2万6000円くらい。

    ・用意するもの
     ケーキ、ローソク

    ・必要人数
     たくさん

    ・書いた人
     志


    去年の失敗は三つありました。

    去年の失敗の一つ目はローソクをスーパーで買ったことにありました。
    10本で100円以上もするようなロウソクを買ってしまったので
    全部で2万円以上もしてしまったのです。

    今年はロウソクは全てインターネット通販で買い揃えました。
    問屋さんから買えるのでとても安いです。
    5本で30円くらい。お買い得です。
    今年は経験を生かして準備万端、完璧です。

    去年の失敗の二つ目はローソクに火をつける場所にありました。
    室内で行ったことにより、予想外の炎に驚き
    すぐに鎮火させてしまったのです。
    今年は燃やす場所を屋外。
    ハロウィンの時と同じ川原にします。
    これでいくら燃え盛ろうと安心、完璧です。

    去年の失敗の三つ目はケーキの小ささにありました。
    8号サイズのケーキでは面積が足りなかったのです。
    8号で1600本のロウソクが刺さりましたが、
    単純に計算して、1号あたり200本刺さるはずです。
    つまり、10号サイズのケーキならば2000本刺さるのです。
    計算方法が間違っている気がしますが、もちろん気にしてはいけません。

    それでも、念には念を入れて
    11号くらいのケーキを用意したほうがいいでしょう。
    去年と同じケーキ屋に行ってみたところ、
    壁に10号サイズまでは価格表がありました。
    10号サイズで1万3000円らしいです、

    志 「すいません、ケーキを注文したいのですが、11号サイズはありますか」
    店員「11号ですか・・・少々お待ちください」

    去年と同じように店員さんが店の奥で何やら
    調べ始めてしまいました。毎年すいません。

    店員「ケーキをお持ちするところは、遠いところでしょうか」
    志 「いえ、すぐそこです」

    すぐそこの川原です。

    店員「一応、ご用意は出来ます」
    志 「お値段は・・・」
    店員「2万5000円くらいになります」
    志 「すいません、10号サイズのをお願います」

    値段が倍もしてしまいます。
    どうやら10号と11号の間には大きな壁があるようです。

    店員「11号だと車で運ばないといけませんしね」
    志 「そうなんですか」

    いま注文した10号は手で運べるんでしょうか。
    一抹の不安を残しましたが、概ね完璧です。



    さて当日。24日から25日に日が変わり、クリスマスも本番です。
    ケーキも受け取り、準備も出来ています。
    10号サイズのケーキとなると流石に違います。
    何よりまず重い。これならローソクも沢山刺さることでしょう。


    大きい

    続いてローソク。
    ケーキに次いでのメインです。
    こちらも注文し、届いています。


    箱で着ました

    段々、回を増すごとに注文というよりも
    発注という表現が似合うようになって来ています。
    余り気にせずに開封すると、
    中にぎっちりとローソクが詰まっていました。


    過密

    とりあえず、ざらっと開けて並べてみます。


    これが


    こんな感じ

    これ、本当にケーキに刺さるんでしょうか。
    ちょっと不安になってきましたが、
    1万3千円もするケーキの大きさを信用します。

    ローソクも用意できたので、いよいよケーキを開けます。


    まぁ素敵

    流石、土台が大きいと乗っているデコレーションも
    豪華さが違います。まず個人で食べるものじゃありません。


    とりあえず除去


    高さ比較。隣は携帯電話

    縦、横ともに申し分ない大きさです。
    さあローソクを植える作業に取り掛かりましょう


    1本目

    なかなか良い手ごたえです。
    去年のような不安さがありません。
    高さがあることにより、ケーキの芯の部分が破壊されず
    どれだけローソクを刺しても崩れることがありません。

    刺します。沢山刺します。腕が痺れてきても刺します。
    右手が疲れたので左手で刺します。
    刺します刺します。もっと刺します。
    新しい芸術作品を作ってるような気分になってからが本番です。
    目指すは2005本。

    最初はローソクの量の多さに無理かと思われましたが
    作業を続けると見る間にローソクは少なくなってゆき
    ケーキが瓦解することなくその数を着実に減らします。
    そして数十分後。
    ついに、2005本のローソクをケーキにさすことが出来ました。
    1年越しの悲願達成です。

    よく目に焼き付けておきましょう。



    なにこれ



    ぱっと見、玉



    上から

    壁紙サイズ

    よく見てもハリネズミの雑種か、深海にすんでるウニ。
    もし、これを見てケーキだと分かる人がいたら
    その人はきっとケーキを何か違うものと勘違いしてます。

    しかし、これを目の前にした存在感。
    いやがおうにも圧倒され、
    威風堂々とした風格さえ感じられます。
    ケーキとして見れば邪道にも程がありますが。

    ローソクも刺しましたし、
    いよいよ火をつけたいと思います。
    ケーキを車へ搬入し、いざ川原へ。


    まるで花火

    散り逝く前は、どんなものでも儚く見えるから不思議です。
    まぁ、いいところカラフルなハリセンボンですが。

    周りに燃えるものが無いかを確認し、火をつけます。
    特にキリスト教徒でも無いのにこんな事をしてます。
    ごめんなさい。
    色々な人に心の中で謝りながら火が広がるのを待ちます。
    きっと多分、神様も許してくれると思います。



    ジーザス

    何か凄い燃えてます。
    去年はこんなに燃えなかった気がするのですが
    単純にローソクの量でしょうか。
    神の怒りという答えは考えたくないです。



    しかし、それにしてもよく燃えます。
    そういえば、キリストの誕生日を祝うことが主題でした。
    最初の目的を忘れてはいけないので、
    ここで祝うことにします。
    ケーキを囲み、皆でバースデーソングを唄います。
    時間が時間なので、迷惑にならないように小声で。

    「ハッピーバースデー トゥーユー ・・・ 」


    「ハッピーバースデー ディア ・・・」

    何かを召還する儀式のように思えます。
    炎は火力を増し、ローソクを溶かし
    十数分後には己を燃やし尽くして鎮火しました。

    温度が冷めるのを待ってから再び車に搬入。
    元の部屋へ戻ります。

    明るいところで見たら、真空冷凍パックの
    ハンバーグみたいになってました。


    グロい

    カチカチに固まった表面のロウを包丁でベリっとはがし、
    中のケーキ部分をむさぼるように食べます。
    内部にロウが入ってきているところもありましたが、
    今回使用したローソクは、食べても大丈夫らしいので
    安心してパクつきます。

    外側は熱を持ってますが、内部に行くほどに冷たさを感じます。
    ロウがそのまま断熱材になったのか、中はフワフワのままでした。
    外はカリカリ、中はフワフワ。
    これがタコ焼きなら最高だったのに。

    ちょっとロウの焦げた匂いが染み付いたところもありましたが、
    食べつづけるうちに焦げてるほうが美味しいような気もしてきました。

    十数分後には、食べられないところを除いて食べ尽くしました。


    ごちそうさまでした。

    無事成功し、ケーキを食べきり
    絶対に来年はやらないぞ。と誓いながら
    家路へと着くのでした。




    ・結果
     10号サイズのケーキなら2005本のローソクが刺さる。
     これでもかと燃える。
     でも中は食べられる。
     しかも美味しい。



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