運勢を占おう

運勢を占おう


    ・概要
     お正月といえば初詣。
     初詣といえば、おみくじ。

    ・必要経費
     1万円。

    ・用意しないもの
     信心

    ・必要人数
     1人。

    ・書いた人
     志


    お正月です。初詣です。
    初詣といえばおみくじです。
    どこに行っても、その年の運勢を占う紙切れが、大人気です。
    でも、どうなんでしょうか。
    たった一回、紙を選んだだけで残り364日の運勢が決まってしまうなんて
    何だか正確性に欠けるような気がします。
    運勢を調べるのならば正しい結果を得てこそではないでしょうか。

    というわけで、千葉県は成田山までやってきました。
    今回の目標は、お寺の中にあります。


    発見


    おみくじ自販機

    この自販機で100回おみくじを引いて、
    その結果を平均すれば、正確な今年一年の運勢を得られると思ったのです。
    さらに、公平な結果を排出してくれる機械式のおみくじならば、
    正確性は増すことでしょう。

    本当は、人のいるところでは仏罰がありそうな気がするので
    わざわざ自販機のあるお寺までやってきたのでした。


    実弾(おさいせん)

    いざ、購入。


    味気ない

    一枚目が出てきました。


    大吉

    一枚目から大吉が出てきました。それも番号が一番。
    これは、今年一年幸先がいいかもしれません。

    さあ、どんどんいきましょう。
    2枚目です。


    半吉

    はじめて見ました。
    吉の半分ということなんでしょうか。
    微妙な位置付けで、良いのか悪いのか分かりません。

    3枚目


    末小吉

    これも初見です。
    またしても良いのか悪いのか分かりません。
    中身を読んで見たら、「中年過ぎまで万事が思うようにいかない」
    と書いてありました。ろくでもないです。

    4枚目




    普通の吉です。ただの吉です。
    面白くも何とも無いです。


    その後も、そのうち怒られるんじゃないかとビクビクしながら
    連コインでおみくじを買いつづけます。
    何か言われたら、「統計学の勉強です」とか言おうと
    心に決意する頃には、用意した100枚の小銭がなくなっていました。


    数が多いと、ただの紙

    100枚のおみくじが揃ったので、それぞれの枚数を数えてみます。

    数の多い順に、

    吉/51枚
    大吉/26枚
    小吉/ 8枚
    末吉/ 7枚
    半吉/ 6枚
    末小吉/ 2枚

    という結果になりました。
    大吉率が高いのもそうですが、吉の多さと凶がゼロというところに
    お寺の無難さが見て取れます。

    出ても困るものですが、凶が全く入っていないというのも
    ありがたみが薄いもんだなと思いながら帰りました。




    ・結果
     
     今年の運勢は、平均すれば「まあ大体よし」という結果。
     100回買うと多分、誰でも同じ結果になる。
     機械なんかに何がわかるもんか。


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